秋田の黒木さんからの寄稿です。では、黒木さんお願いします。

図画工作・美術教育の日 賛同企画報告
秋田県立仁賀保高等学校 黒木 健

このたび授業作品の「校内展」と「校外展」の二つの取り組みを行いました。

校内展は10月2日(土)に行われた学校祭で、校外展は11月4日(木)から地元の銀行ロビーにて行なっていますが、両展共に授業の考え方や制作前のアイディア展開、生徒の感想などを可能な限り紹介しています。

■校外展
校外展での紹介題材は3つあり、「スーパー戦隊とアート」「チョークアート」そして「新聞紙アート」です。


「スーパー戦隊とアート」は、子供向けテレビ番組が実は我が国の文化など古今東西様々なものと関係しているということを生徒自身が解き明かして行くという鑑賞の授業題材です。


「チョークアート」は学校祭での展示内容をまとめたものです。

「新聞紙アートは」チョークアートの授業結果を踏まえて、その延長上に設定した関連題材です。新聞紙には文字や写真など様々なもが含まれている身近な素材です。それらを活かして個性を活かした創作活動になるよう設定しました。

 

 

 

 

 

 

 

展示は11月下旬までの約一ヶ月間を予定しています。

現在の授業は、新聞紙アートの成果を踏まえて「新聞紙アート2」を進行中です。
下の資料は導入の際生徒に配布したものです。

(山崎感想)
「美術教育の価値」を一般の方にご理解いただく方法として、非常に学ぶべき事の多い取り組みだと思います。
図工美術は趣味や才能の教科でもなければ、立派な作品をつくるための教科でもない。美術教育を通して、何が育つのかを、具体的に示しているので説得力があります。しかも、読んでいて身近でおもしろい。生徒が学びとったことも、生徒作文によって伝えています。思わず読んでしまう感じです。