函館の木村伸仁さんからの報告です。
本日「美術授業にカメラ」を行うことができました。わざわざ札幌から、APAカメラマンの方2名が函館まで来て下さいました。さらに生徒人数分のカメラの貸与と、撮った写真の無料プリント。APAには、これほどのご援助をいただいたことには、まず本当に感謝したいです。
さて、午前中から降っていた雨が、予報に反して午後から奇跡的にあがり、外で撮影したいと思っていた子どもたちには本当に幸運でした。
函館市内の小・中学校の先生方13名と北海道新聞の記者さん、本校の先生方数名が参観する中、子どもたちは自分の塑造作品を思い思いの場所に運び、様々な角度から作品を撮影しました。
今回は子どもたちの撮影している様子を紹介しますが、すべての子が、このような姿で撮影に取り組んでいました。個人情報の関係で「表情」をお見せできなのが残念です。
新聞記者の方が「子どもたちが生き生きしていますね」と話かけてきたので、チャンスと思い「子どもたちの頭の中が活発に動いているのがわかりますよね! 今、ペーパーテストの点数を上げようと世間が躍起になっていますが、こんなふうに子どもが自ら考えようとできる、美術の授業の大切さも、是非記事で伝えて下さい!」とアピールしておきました。授業の合間だったので、ほんの少ししか話せなかったのが残念でした。
さて、写真の子どもたちですが、水面のさざ波がおさまるのを待って撮ろうとしている子、
地面が濡れているのに膝をついてまでローアングルをねらっている子、窓辺に作品を置いて窓のすぐ外にあるコスモスの花と組み合わせて撮ろうとしている子、など。子どもの多彩な発想と自らが楽しむ姿勢が見られて、本当に面白かった!!
「心を潤す不思議な物体」というテーマで造った作品でしたが、今回の写真の授業では、背景と作品と見る角度の「組み合わせから生まれる美」を楽しんだ授業でした。
「図工・美術の日」。自分も少しだけアクションを起こす事ができ、そのお陰で、自分がすごく成長できたように思います。感謝!